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風邪をひいたら(ギンルキらぶらぶ夫婦編)~ルキアバージョン

インフルエンザが流行っておりますね。皆様どうかお体ご自愛ください。このSSは私の愛するサイト『ラララ言えるかな』の管理人様のローガン様にお捧げしたものです。ローガン様,捧げものなのにUPしてしまってすみませぬm(_ _)mフカブカ…
対のギンバージョンとの関係上UPさせて頂きました……ひらに。

ルキアは風邪をひいてしまいました。普段よりちょっとだけ我侭になっているルキアが可愛くて仕方がない相変わらずのギンなのですが……
  
「ルキアちゃん大丈夫か?」

市丸ギンは頬を赤く染め,うるんだ瞳で布団から自分を見上げる愛妻ルキアを心配げに見つめていた。本来なら我慢できないほど色っぽい顔なのであるが,風邪で熱が39度もあるとなると,そんな不埒な思いなど吹っ飛んでしまう。

「おまえが見ていたとて早く治るわけではない。伝染るといけないし,隣の部屋に行っておれ」

高熱を出して伏せっているというのに相変わらず,自分に甘えてくれないルキアに苦笑しながらも,それがルキアなりの気遣いであることはわかっているので,ギンは優しくルキアの額にひんやりとした己の手をあて微笑んだ。ルキアの表情が気持ちよさそうになごんだ。

「冷えピタよりええやろ?」

「たわけ……」

口調はきついがルキアの口元には微笑みが浮かんでいる。熱が出ているときは本当は心細く人恋しくなるものだ。意地っ張りの愛妻が本当は寂しがりやで甘えベタなだけであることを知っているギンはそばを離れる気はさらさらない。

「ボクがそばにいたいんよ。薬は飲んだん?」

「早退する時,阿近と花太郎から山ほど持たされたが,まだ飲んでいない……」

「飲まんと治らんよ。苦いんか?」

「私は子供ではないぞ。それに,ちゃんと甘い薬をもらったわ」

ふくれるルキアの言葉にギンは笑いをかみ殺した。多分甘い薬をリクエストしたのだろう。

「じゃあ,何で?」

「何も食さずに薬を飲むのはよくないだのろう。でも,食欲がないのだ……」

「林檎でもむく?」

「喉が痛いから飲み込めない……」

「すりおろしてもアカンの?」

「喉にしみそうで嫌だ……」

珍しく駄々をこねたように言い募るルキアを見て,やはり風邪のせいかそれなりに我儘になっているのだなと,ギンは嬉しくなった。こんな時くらいうんと甘えて我儘を言って欲しいのだ。

「さよか。なら,ええもん作ってきてあげるわ」

ギンはルキアの髪をくしゃりとなでると立ち上がってキッチンに向かった。
昨夜から風邪気味であったルキアのために用意しておいたものを冷蔵庫から取り出す。
それは小さな鍋,ギンは鍋を火にかけると,ことことと煮込み始めた。



30分後――
ルキアがうつらうつらしていると,ギンの声がした。甘い香りが漂ってくる。

「ルキアちゃん出来たで,これなら飲めるやろ?」

「ん……なんだそれは?」

「甘酒!」

ギンは湯呑をサイドテーブルに置きルキアをそっと起こすと,その背中にクッションをあてがい暖かな白いモヘアのカーディガンを肩にかけた。

「飲み,ルキアちゃん」

ギンはルキアの肩を支えながら,小さな手に湯呑を手渡した。立ち上る温かなゆげがルキアの呼吸を少し楽にしてくれた。ルキアはとろりとした熱い甘酒をふうふうと吹くと一口すすった。

「美味い……」

じんわりと優しい甘みが身体に染みわたる。生姜汁が入っているのだろう身体もポカポカと暖かくなってきた。

「そうか,よかったわ。」ギンは嬉しそうに笑った。

「おまえが作ったのか?」

「うん。昨日からルキアちゃん風邪っぽかったやろ。飲ませたろと思うてしこんどってん」

「……」

昨日から自分の体調を気にかけてくれていたのかと,甘酒のせいだけでなくルキアの胸がほんのりと温かくなる。照れ隠しではあるが,いつも素直でない言葉しか紡がない唇が柔らかくほどけていく。ルキアはギンを見つめ恥ずかしげに笑った。

「ギン……ありがとう」

「ええんよ。それ飲み終わったら薬飲むんよ」

ルキアの愛らしい笑顔にギンもとろけそうな微笑を返すと薬と水の用意をしにキッチンに戻って行った。



ギンはルキアに薬を飲ませると,甘酒のおかげか汗をかいたルキアのパジャマを着替えさせる用意をし始めた。温かな湯を入れた桶を用意し手ぬぐいを固く絞ると,ギンはルキアのパジャマのボタンをはずし始める。

「わわっ!?な,何をする!?じ,自分で出来る!!」

「アカンよ~♪病人は大人しゅう言うことを聞くもんや」

慌てるルキアの抵抗を難なく封じて,楽しげにギンはルキアのパジャマを脱がせていく。本当ならこのまま愛しあいたいところだが,相手は病人である,それにこれもなかなか楽しい仕事であった。

「あっ……た,たわけ!どこを拭いておる!?」

「ええから,ええから♪」

そう,この位の役得があってもいいはずである。寝室にルキアの抗議の声とギンの楽しげな笑いが響いた。



更に30分後――
全身をすみずみくまなく,ふき清められ新しいパジャマに着替えさせられて,さっぱりはしたものの,くったりと伸びてしまったルキアを満足気な顔でベッドに寝かせると,ギンは自分もさっさとパジャマに着替え,するりとルキアの隣に身体をすべりこませた。

「……っ!ギン,さすがに今夜は!」

ルキアは慌ててギンの身体を押し戻そうとした。焦るルキアにギンはにっこりと笑いかけた。

「心配せんでも,何もせえへんよ。でも,今日の分は元気になった時にまとめて返してもらうからな」

その不穏な言葉に一瞬,ぎょっとしたルキアに軽く口づけると,ギンはルキアを腕の中にすっぽり包むように抱きしめ囁いた。

「そやから早く治るように,ボクの元気をルキアちゃんにうつしたるんよ」

「どうやってうつすのだ?風邪ではあるまいし……」
ルキアも小さな頭をスリスリとギンの胸にすり寄せながら尋ねた。

「悪いもんばっかりうつるんは不公平やん!いいもんだってうつるに決まっとるよ」

そう,免疫力とか元気とか,愛情とか……

「ふふふ,おまえのなら効きそうだな。風邪も逃げ出す……」

あっけらかんとしたギンの言葉に,ルキアはくすくす笑った。ギンは自分の元気を分け与えるようにルキアを優しく抱きしめ,艶やかな髪を撫でる。

「さあ,もう眠り。ボクがついとるから」

「うん……おやすみ,ギン」

ルキアは素直に眼を閉じた。甘酒でポカポカ温まった体を更にギンの温もりが包んでくれる。じきにルキアは安らかな寝息をたてて眠りについた。ギンはほっそりとしたルキアの白い首筋に唇を押し当てる。少々艶っぽい計り方だが額に触れるよりも体温がわかるのだ。

熱は少し下がったようだし,息遣いも先程よりずいぶんいい。

(明日には,よおなるな……)

ギンは嬉しげに微笑むと,ルキアの髪を優しく撫で自分も瞳を閉じる。
明日には食欲も出てくるだろう。何か消化のよいものを作ってあげなければ……そんなことを考えながらギンも腕の中の優しい温もりに誘われ,幸福な笑みを浮かべたまま,すうすうと寝息をたて始めた。


                 〈END〉

〈あとがき〉
甘酒はアルコール成分ゼロなので薬と飲んでも大丈夫ですよ♪

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