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隊長はルキアさんとすっごくイチャイチャしたいんです♥

ホワイトデーも近いというのにホワイトデーネタがない\(^o^)/…そんなわけでついったに載せてたお話を少し書き足してSSに仕立ててみました。タイトルまんまのお話です♪次回は闇色シリーズをUPしたいなぁ
 瀞霊廷の賑やかな市井の繁華街。時の流れは違えども,暦は尸魂界も現世も同じ,ホワイトデーが近いともなれば,たくさんの恋人同士が肩を寄せ合い仲睦まじく歩いているのも当然の風景。治安が保たれていて暮らしが豊かなことの証明なのだが,巡察という名のサボりを決め込んで街を彷徨う護廷十三隊三番隊隊長市丸ギンは見るともなしに目に入ってくる幸せそうな恋人たちに対し,なぜかこみ上げてくるイライラ感に頭を悩ませていた。こんな殺意にも似たモヤモヤ燻る八つ当たり気味の感情は,今となりにいないとはいえ最高の彼女を持つイケメンにして,世界一幸せな恋人同士を自認する己にはまったくもって相応しくないではないか。

(ボクにはあの男の隣にいる彼女よりも一億倍可愛え恋人がおるのに…なんやろこのムカツキ…)

 先ほどすれ違った恋人同士の女の子はまったく微塵も1ミクロンも好みのタイプではないし,連れの男も別に個人的に恨みなどあるわけもない赤の他人である。至高にして最愛の恋人を持っている自分が,あんなモブCPよりもはるかに上のランクにいる自分が,なぜ『リア充爆発せぇ!!』的な気持ちになるのか理解し難い。そんな感情に悩まされる理由はない…ハズなのだ。
 仕事は相変わらず(溜まってる)だし,ルキアには最近怒られていない。華やかに街を彩るショーウィンドーのディスプレイを見るふりをしながら自分の感情のもとについてギンは思いを巡らせ,はたと気づいた。
 先ほどの恋人同士は頬を寄せ合うようにぴたりとくっつき歩いていた。男の腕は女の肩を抱き,女の腕は男の腰にまわされていた。けしからんことに時折頬などをすりあわせて…つまり早い話がイチャイチャしていたのである。
それがめちゃめちゃ羨ましかったのだ…あまりに短絡的かつ現実的な己の嫉妬心に慌ててギンはなんとかその考えを否定する方向に,思考を巡らせる。

(イチャイチャなんか羨ましいわけないやん(←言葉に出した時点で認めてる)ボクとルキアちゃんかてイチャイチャくらい,なんぼでも…?…ん!?やることはそれなりにやってるけど,ルキアちゃんと恋人っぽいリア充的イチャイチャは…)

皆無だった――

 デートは断られるし,抱きつけば殴られ,キスを迫れば平手打ち(すべて隊務中だからなのだが),のとき以外,ほぼ恋人的イチャイチャは拒絶されていることに気づいて暫く市丸隊長は本気で絶望した。

「ママ―あのお兄ちゃん泣いてるよ」

「しっ…見るんじゃありません」

 春のときめき女子力アップコレクションをまとった少女マネキンがディスプレイされているショーウィンドーの前で肩を震わせている三番隊隊長は,己の横を通りすがりの親子連れが足早に歩き去って行くことにさえ気づいていなかった。


そんなわけで隊長はあふれる涙を木綿のハンカチーフで拭った後,自らの煩悩を満たすべく計画した『ルキアちゃんとのラブラブイチャイチャ大作戦』を遂行するために,果敢にも立ち上がるのでした。



翌日の昼下がり――

「ルキアちゃ―ん♪」

「何だ,気持ちの悪い声を出しおって」

「ボク,最近疲れ気味なんよ,肩もんでくれん?」

「肩こり?ふむ,マッサージよりも全身運動が良いぞ」

「えっ(←全身運動=♥♥♥にしか結びつかない人)」

ひょいと放り投げられる木刀。

「稽古をつけてくれ,まずは10本だ!!」

「……はい」


食事―――

「ギン…」

「なに?(期待の眼差し)」

「ほっぺにおべんとが無数についておるのだが…」

「ルキアちゃん,取ってぇな」←1粒では気づいてくれなかったので意地になってつけた

「顔を洗ってこい」

「……はい」


お風呂―――

カラカラ…

「ルーキアちゃん,あ,入っとったん?気づかんかったわ

「おまえが入浴をしつこく勧めたのではないか」

「んふふ~♪」←背中流してもらう気満々

「では,私は上がろう」

「えっ!?なんで?」

「疲れ気味なのだろう?ゆっくり入ってリラックスしろ」

「……はい」

カコ―――ン…


就寝―――

「何を拗ねておるのだ?」

「べっつぅにぃ…」

ひとつぶとんなのに背中を向けて寝ている時点ですでに雄弁に語っている。

「ギン…私はあまり心の機微に聡い方ではないのでな,何か言いたいことがあるのならはっきりと口にして欲しいのだが?」

恋人の優しい声に,拗ねて困らせてやろうという浅はかな計画は一瞬で崩れ,いともたやすく白旗をあげる。けれど流石に言いにくい。数秒間,脳内で転げまわった後,ギンは観念したように顔を俯け口ごもりながら言葉を紡いだ。

「う―……チャ…した…ったんや…」

「え?」

「ルキアちゃんとイチャイチャしたかったんや!!!」

ヤケになって叫ぶように言い倒したギンの顔面は珍しく赤かった。そのらしくない態度にルキアのほうが面食らってしまう。いつも散々好き放題にしている自己中男がなんという初心なことを言うのか…

「は……今日はいつにもまして奇行が目立ったのは私とイチャイチャしたかったからだと?」

「うう…」

「そうか,イチャイチャしたかったのかイチャイチャ」

「いやぁ!連呼せんといて!!」

軽く腕組みをし,真面目な顔を作ってうんうんと頷くルキアにギンのいたたまれなさは限界マックスになる。
思わず乙女のように顔を覆ってしまうギンにルキアの笑いを堪えたような声がかかる。

「……ほら,来いギン」

「え…?」

「イチャイチャしたいのだろ?」

「ルキアちゃん…」

「来い,ギン」

ルキアは腕を広げている,柔らかな笑みを浮かべて。

「うん…」

照れたような拗ねたような顔で恋人の胸に顔をうずめて,甘えてくる三番隊隊長の顔は何だか泣いているように見えた。

(しかし,内心…)うわぁ,ルキアちゃん,めっちゃ男前や,抱いての気持ちな隊長♥♥♥

もちろんこの後,滅茶苦茶SEXしました


               END


あとがき 
可愛いギンを書きたかったのに最終的にこうなるのはルキアちゃんが可愛すぎるからです♥



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