ほぼ会話の超SS,たまにはほっこりと寄り添うギンとルキアです。
(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾♡でもRも書きたい!ギンルキの神様コクに力を…(祈) 布団の上に頬杖をついて横たわり暖かそうな掛け布団を惜しげも無く片手で持ち上げ,寄り添って眠れる場所をギンはルキアに示す。ゆるやかに羽織った夜着の胸元がわずかにはだけ乱れている様に内心どきりと胸がざわめく。
ちらりと流されたルキアの視線をどうとったのか,仕草だけでは警戒している恋人を誘えないと思ったのか,ギンは笑み崩れる口許からゆるやかに言葉を紡いだ。
ギン『ルキアちゃん,こっち来て一緒に寝よ』
ルキア『性悪狐の隣でなど寝られぬ』
ギン『ボクが狐なら一緒に寝やんと』
ルキア『は?』
ギン『こっちに来て寝なさいていう言葉「来つ寝」が転じて狐と呼ばれるようになったんやて。美濃の言い伝えや』
ルキア『妙な雑学を…』
そう言いながらもルキアはギンにそっと寄り添った。すぐ長い腕がルキアの小さな身体を抱き寄せ,すっぽりと包み込んでしまう。ルキアは小さく満足気な吐息を漏らす。温かで優しい己だけの場所が本当は愛しいのだ。
ギン(ボクが「来つ寝」ならキミは「寝子」やね。ずぅっとボクの腕のなかでだけ寝てな…)
性悪狐は愛しい猫を抱きしめてうっとりとまどろむ。
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