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市丸ギン生誕祭―捧げられしは銀の皿

ギン、誕生日おめでとう!君とルキアちゃんは私のなかでは永遠の至高のCPです!
BLEACHが最終回を迎えても、ギンルキ愛だけは永遠です!どうか心優しきギンルキスキーの皆さま、これからもどうか私の世界線のなかのギンとルキアをよろしくお願いします(愛)
この小説は、まだまだBLEACHが隆盛の頃に大切な方たちに贈った小説です。新作が、やはり、間に合わなかったので、まだブログ未発表であるこの小説をUPさせていただきました。次回こそは新作を上げられますように頑張ります!


 大規模な虚討伐から凱旋し勝利の宴もたけなわのところを抜け出したギンは、ひとり資料室で執務をこなすルキアに声をかけた…

望んだのは銀の皿にのった冷たい首
拒みつづけたその唇に狂おしい程の口づけを落とそう
聞く耳を持たなかったその耳もとに淫らな言葉を囁こう
おお,どんなにおまえを愛したことか――



 護廷十三隊隊舎に隣接する大広間から宴会の喧騒が聞こえてくる。数日前から大掛かりな虚討伐に向かっていた三番隊,十番隊,十一番隊,十三番隊の選抜隊士達による遠征が大勝利に終わり,その華々しい凱旋に隊舎全体が浮かれムードであった。
ルキアは資料室まで聞こえてくる騒ぎに微かに形のよい細い眉を顰めると,再び資料整理に戻ろうとした。

「ごきげんさん。ルキアちゃん」

不意に背後から声をかけられた。それは普段ですら声など掛けられたくはない人物,そして今日という日は特に関わりたくはなかったルキアの天敵,長身痩躯の銀髪の死神,三番隊隊長市丸ギンがそこに立っていた。

「主役のお一人が,宴を抜けてくるのは無責任なのではないですか?」

ルキアは振り向きもせずに冷たく答える。実際,ギンは十一番隊の更木剣八も凌ぐほどの数の虚を倒し,山本総隊長からもお誉めの言葉を頂いた今回の遠征の功労者の一人であった。

「もうたいがいみんな,出来上がっとるからね。ボクが一人抜けたところでどうもせんよ。そういうルキアちゃんこそ,何でこないなところで仕事しとんの?見たとこ急ぎの仕事でもなさそうやけどね」

ルキアは唇を噛みしめた。おそらくギンにはなぜ自分がここで急ぎでもない資料整理をしているのか見当が付いているはずだった。

「私は遠征に加わって居りませぬゆえ,宴に参加する資格はありません」
ルキアは冷ややかに言った。

「遠征に加わらんかった隊のもんも宴に参加しとるよ。なんや遠征メンバーに選ばれんかったん気にしとんの?」
ギンの声に揶揄のような響きが混じる。

「…………」

 ルキアの表情が強張った。今回の遠征は席官ではない平隊員も大勢志願して加わっていた。もちろんルキアも申請し遠征に参加することを望んだ。無論,虚の被害を食い止め無辜の民を守ることを第一に考えて,そして,少しでも功績を残し次回の席官への昇進へと繋げられたならばと願って…
それなのにルキアは選ばれなかった。新たに入った新人の隊士でさえ数名が選ばれたというのに。
そこまで己は未熟なのか…ルキアは打ちのめされていた。選抜に漏れた己の未熟への不甲斐なさを隠して,手柄を上げた者たちへ賞賛を告げられるほど器用ではなかった。
 しかし,今目の前にこの度の遠征の最大功労者の一人が居る。ルキアは自分の胸の内をギンに晒すつもりはなかった。

「山本総隊長から直々のお誉めの言葉を賜ったそうですね。おめでとうございます,市丸隊長」

 ルキアはギンにおざなりの祝辞を述べると資料を抱え踵を返した。虚討伐に駆り出されることすら叶わなかった惨めな自分,武勲をたてたギンの自慢話など聞きたくもなかった。そんなルキアの様子に構わず,ギンはルキアの肩を掴んで引き止めた。

「ルキアちゃん,待ちぃ。せっかくやから,ボクの祝い酒に付き合うてくれん」

「私は……」

「追加給付金と一緒に総隊長の秘蔵の酒とやらも貰ったんよ。一人酒もなんやから付き合うてや」

「お酒でしたら松本殿か吉良殿をお誘いしてはどうです?」

わざわざ親しくもない自分に声をかける必要はないとほのめかした。

「いや,あのふたりはあかんのや」

ルキアの言葉にギンはおおげさに手をひらひらと振った。

「乱菊は底なしやし,イヅルはあれで意外と酒癖悪いんよ。なんやルキアちゃん,ボクと二人きりで飲むのが怖いん?」

「なっ!!解りました!お付き合いいたします」

ギンの言い草にかっとなったルキアは思わず挑発に乗ってしまった。ギンはルキアの答えに,してやったりと言う顔でにんまりと嗤った。

「それじゃあ,落ち着いて飲めるとこに移動しようか?」

言うが早いがギンはルキアをお姫様抱っこで抱えあげると抗議の声を聞くより早く瞬歩を発動させた。



 ギンの私邸の庭に面した和室で,ルキアは眉間にしわを寄せて盃を手に持って座っていた。
ほんの少し隊首室で祝い酒とやらに付き合うだけのつもりであったのに,どういうわけか差し向かいでギンの私邸で飲むことになってしまった。ギンはルキアの不機嫌な様子など,どこ吹く風でルキアの前につまみの皿を置いた。

「男の一人暮らしやから何もないけど,たんと食べてな。ルキアちゃん」

ギンの言葉に膳に乗った皿の上を見ると,ルキアの好物のきゅうりの味噌和えが山盛りになっている。
よく見ると切り口が荒いし大きさも揃ってはいない。そのいかにも男の料理と言う感じの豪快さにルキアは思わず吹き出した。

「なんや,ルキアちゃん好きやなかったん?きゅうり?」

少しすねたような声でギンは言った。

「いえ,そういうわけでは……」

くすくす笑いながらルキアは味噌和えを口にした。見た目はともかく,きゅうりはカリカリと歯ごたえがあり味噌の加減もよく美味だった。次々にきゅうりを食しながら,ルキアはギンが味噌和えに口をつけないのを見て言った。

「市丸隊長は食べないのですか?」

「つまみなら,もうあるからええんよ」

「――?」

「ルキアちゃん見ていたら何ぼでも飲めるからなぁ。さあ,ルキアちゃんも飲みぃ」

 ギンはルキアを舐めるように見つめながらゆっくりと酒をあおり,にんまりと嗤った。
なんとも人を喰った返答にルキアの口元に苦笑が浮かぶが,きゅうりが己の好物だと知っていて遠慮してくれているのなら悪い気はしなかった。ルキアはギンに酒を注いでもらいながら今日はこのきゅうりに免じてギンの祝い酒に付き合おうと密かに思った。
とろりと金色に光る酒を注いでもらった薄い白磁の盃にルキアは花弁のような唇をよせひとくち飲んだ。

(む……これは……)

 さすがに総隊長から賜っただけあって酒は微かに甘く,それでいて喉を通る時は水のように涼やかで美味であった。
朽木家で行われるしきたりや季節の行事などで祝い酒を口にする機会も多いルキアは上質の酒の味はわかっていた。これは朽木家所有の蔵元の最上酒にも劣らぬ美酒である。
 しかし,ルキアは警戒していた。自分も酒に弱い方ではないがギンはうわばみであると聞いたことがあったからだ。自称酒豪であると豪語していたという八番隊の第三席がギンとの飲み比べで四番隊隊舎に緊急搬送されたという話は有名である。
ルキアは醜態をさらすことのないように用心しながらゆっくりと酒を口に運んだ。
そのやや固いくつろぎきらぬ様子も楽しみながらギンはくちを開いた。

「ルキアちゃん,キミは何でもキミの望むもん,やる言われたら何を望む?」

「望むもの?」

ギンの口から出た唐突な質問にルキアは訝しげに問い返した。
質問の意味が理解できずルキアは酔漢の戯言かと怪しんで,ギンの顔をまじまじと見た。しかしギンは少しも酔っている様子はなかった。

「そうや,地位でも名誉でも財宝でもなんなりとキミの何でも望むもんをやる言われたら何を望むん?」

「……特に欲しいものは思いつきません」

ルキアは目を伏せて答えた。自分の欲しいものは時の権力者であろうと与えることは出来ないことをルキアは知っていた。
少女の思いを知ってか知らずかギンはやや芝居がかった様子で肩をすくめた。

「ふーん,さすが朽木家の姫君や。ルキアちゃんは欲がないんやねぇ。現世のお姫さんとはえらい違いやわ」

「現世の姫君とは?」

大貴族の養子ではあるが流魂街出の自分への揶揄に,ムッとしながらもルキアは現世の姫と言う言葉に心魅かれた。
興味をもったらしいルキアに,ギンは笑って盃に残っていた酒で唇を湿すと語り始めた。

「むかし,現世のユダヤっちゅう国にサロメって名前のそれは美しいお姫さんがおったんやて。サロメがその気になりさえすればどんな男もよりどりみどり,義理の親父さんの王までサロメに焦がれておったんよ。でもサロメが生まれて初めて好きになったんは,どんなに思ってもどうにもできん相手やったんや……」

「奥方でもいる相手だったのですか?」

ちらりと胸に浮かんだ面影を打ち消しながらルキアはギンに問うた。
その表情に珍しくギンは微かに眉を寄せた。

「奥方がいる相手やったら,まだましやったろうなあ。そいつは牢に閉じ込められていたヨカナーンっちゅう神の使徒やったんよ」

「神の使徒……」
聞きなれぬ言葉にルキアは微かに首をかしげた。

「そうや,心も体も魂も,全てを神に捧げてしもうた朴念仁。可愛い可愛い姫君の愛の言葉も届かへん。その美しい姿に一瞥もくれんと,挙句に処女のお姫様を淫売扱いして追っぱらいよったんよ」

ギンは干してしまった自分の盃に酒を再び注ぎ,ひとくち飲んだ。

「……」ルキアもくいと盃を干した。

「そこまで拒絶されたのに,サロメはどうにもヨカナーンを想い切れんかった……」

ギンはルキアの杯に酒を注いだ。隊長に酌をされ続けているという不敬さにも気づかずルキアは魅入られたようにギンの話に聞き入っていた。

「それでな,サロメはしょっちゅう自分に宴での踊りをねだってくる,助平な義理の父王の為に,それは見事な踊りを見せるんよ。自分に望みの品をなんなりと与えるっちゅう約束を誓わせてな……」

ギンの瞳があやしく光る。

「サロメは何を所望したのですか?」

 ルキアは,ほうっと息を吐いた。ひどく緊張して聞いていた自分に苦笑が漏れる。
きっとサロメは牢からヨカナーンを解放するように義理の父王に頼んだのだろう,何のことはないただの甘ったるい恋愛話ではないか。
 しかし、ギンの口から出た言葉は意外なものであった。

「銀の皿にのったヨカナーンの首や」

「なっ……!?」

ルキアの手から盃が落ち,ころころとギンのもとに転がっていく。ルキアの口から悲鳴のような言葉がもれた。

「狂っている……。なぜサロメは王に頼んでヨカナーンを牢から出してもらうなり,彼を自分に下げ渡してほしいなりと願わなかったのだ?」

最愛の男の首を褒美として所望する…
サロメの行動の異常さはルキアの理解の外だった。

「そんなことしても無駄だからや」ギンは盃に残った酒をくいとあおった

「無駄とは?」

「ヨカナーンの心にサロメのことなんぞ欠片もない。この朴念仁の心は神さんのことでいっぱいや。自分を望んでもくれん男を解放した所でどうにもできんやろ」

「しかし,サロメはヨカナーンを愛していたのではなかったのですか?」

「愛しとったからやん」

空気を切り裂くような冷たい声が部屋に響いた。その声のあまりの鋭さにルキアは息を飲んだ。

「誰にもやれんくらい,神さんにだってやれんくらい,狂うほどヨカナーンが欲しゅうて欲しゅうてたまらんかったんや。サロメは正しい選択をしたんや。愛しい男の首を抱いて接吻して,そして悦びと絶望に狂うた……」

「私にはわかりません……」

愛しい男の生首を抱き,激しく接吻するサロメを思いルキアは身を震わせた。

「ルキアちゃん,何でヨカナーンがそこまでサロメを拒絶したかわかるか?切々とかき口説くサロメの姿を見もせんかったんか,わかるか?」

「それは……」じっと自分を見つめるギンの瞳からルキアは目を反らした。

「サロメを愛することが怖かったからや……」

「愛することが怖い……?」ルキアの肩がびくりと震える。

「見つめ合うて,魅入られて,世にも美しいサロメを愛してしもうたら,もう神さんのところには戻れん。堕ちていくしかないってわかっとったからや」

ルキアはギンを見つめることが出来なかった。いつもは常に笑っている糸のような細い瞳が開眼していることにとうに気づいていたのだ。

「ルキアちゃん,ボクなら何を望むと思う?何でも望みが叶うんやとしたら何を望むと思う?」

ギンは膝元に転がっていたルキアの盃を拾い手渡すと酒を満たした。否応なく再び二人の視線は絡み合う。
ギンの紅の瞳に暗い炎が燃えている,その瞳に射すくめられたかのようにルキアの体は動けなくなった。まるで蛇に睨まれた獲物のように……
ルキアは目をそらせぬまま盃をあおる。


ギンは硬直したようなルキアのそばににじり寄るとそっと抱き上げ,膝の上に乗せた。

「何を…?」

ルキアが身構えるより早く骨ばっているが繊細な指がルキアのほっそりとした首を愛おしむように撫でる。喉元からうなじへ円を描くような指先。
ゾワリと背筋が凍りつく。

「私の首が望みなのですか?」

辛うじて震えをこらえた愛し子の言葉に,うっとりとその儚げな首を撫でながらギンは微かに笑う。

「首だけで満足できるもんなら……とうにそうしとるよ」

ギンは幼子をあやすようにルキアの体を膝の上で揺すりながら歌うように囁く。
ルキアは硬く瞳を閉じた,出来ることなら耳も塞ぎたかった。

「ボクは,ボクのこと見てくれんキミの眼ぇも,話聞いてくれん耳も,くちづけてくれん唇も,ボクを嫌っとる心も……全部欲しい……」

ギンはルキアの滑らかな首に頬を押し当て,薄い形のよい唇から細く長い舌を伸ばす。それだけが別の生き物のように蠢く長い淫らな舌,それがルキアのきめ細やかな薄い肌を舐めあげる。ルキアの体が微かに震える。

「ボクを見てや,ルキアちゃん……。その綺麗な目ぇ開けてボクを見てくれん?」

「……」

ルキアは瞳を開かない。
まぶたに浮かぶは狂ったように舞い狂う美姫の姿。
ああ,瞳を交わせば逃れられない。魅入られ縛られ,堕ちていくしかない…狂気のファム・ファタール。
踊るサロメの姿になぜか自分の姿が重なっていく……私が望むもの,本当に望むもの……ルキアは差し出された銀の皿の上にのっているものを見つめる勇気はなかった。

「それともボクは銀の皿にのったキミの首にくちづけするしかないん?」

耳に注がれる蜜のように甘い声は猛毒だ,決して聞いてはいけない誘惑の言の葉。
ギンの細い指が唇を撫で,閉じた瞳の上に口づけが落とされる。ルキアのまつげが震えた。



ガラガラガラララララ――――ッ

 凄まじい音がして玄関の扉が開く音がした。その音に,はっとしたルキアは夢から覚めたような顔で一瞬ギンを見つめた。その瞳に映る色は…
しかし,刹那,ギンを突き飛ばすと少女はうさぎのように部屋を飛び出して行った。
ギンは小さくため息をつくと,すっかり空けてしまった酒瓶を手に持つと,ゆるりと立ち上がり騒がしい玄関へと向かう。
案の定招かれざる客人は,泥酔状態の三番隊副隊長吉良イヅルとほろ酔い気味の十番隊副隊長の松本乱菊であった。ルキアはふたりに足止めされ玄関から出ようにも出られないでいた。ようやく現れた邸の主に完全に座った瞳でイヅルが呂律の回らぬ舌で叫ぶ。

「隊長―――ッ!今回の功労者が勝手に家に……いっく!帰るとは何事ですかああ―――ッ!!」

イヅルの酒癖が悪いというのは本当のようだ。

「あらぁ,朽木,あんたがギンのうちに居るなんて珍しいわね」

乱菊が玄関に立ちつくすルキアを見て意外そうな顔で声をかけている。

「いえ,私はもうおいとまする所でしたから,松本殿,吉良殿失礼いたします」

ギンが追いついた気配を察したのかルキアは一礼すると逃げるように出て行ってしまった。
イヅルと乱菊が呆気にとられたような顔でルキアを見送る姿に、再びため息をつくとギンは迷惑気に口を開く。

「なんやのん?イヅルに乱菊,ボクに何か用なんか?」

「大ありですよ――!!だいたいいつも隊長はですね――!!!」

日頃のうっぷんを言い募ろうとするイヅルの頭を一撃して黙らせると乱菊は酒瓶を指さした。

「これに用があったに決まっているでしょう!山本総隊長秘蔵のお酒,一人占めはずるいわよ!!」

乱菊はギンから酒瓶を取り上げて覗きこむ。

「やだあ,何よ空っぽじゃないの―――ッ!?」

「すまんなあ,さっきルキアちゃんと一緒に全部飲んでしもうたんや。うちにはこれ以外酒は置いてないんよ」

乱菊は、む―――っとふくれたが,さっきの一撃で気絶しているイヅルを揺すぶると言った。

「そういうことなら,こんなとこに長居は無用よ。京楽隊長のとこにでも行こう吉良,雛森と隊長を誘って!」

「えっ!?雛森君!い,行きます!お供します,乱菊さん!!!」

突然しゃきっとした吉良を玄関から押し出しながら乱菊は振り向いてギンに言った。

「あんたも気が向いたら来なさいよ。どうせ振られたんでしょう?」

「考えとくわ」乱菊の言葉にギンは苦笑した。



にぎやかに二人が去って行ってしまうと,ギンは部屋に戻り最後の酒が満たされた盃を手に取り,座を縁側に移すと空を見上げた。いつの間にか日は暮れ,空に細い月がかかっていた。
弱々しく儚げな光を放ちながら,命を刈り取る刃にも似た銀色の三日月。

あぁ…本当にこんな美しい月は人をどうにも狂わせるに違いない。

黄色いベールを被り銀の足をした少女が踊りを踊っているような奇妙な月……冷たく清らかな狂える処女月――

(ルキアちゃん忘れんで,ボクらの欲しいもんは同じや……キミの首はもう銀の皿の上にのっとるんよ……。)

ギンはうっすらと嗤うと盃に残った最後の酒を飲みほした。

                 
              〈END〉


あとがき
天才 オスカー・ワイルドの名作『サロメ』を題材にしてこの短編は出来ました。



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